機械製造業A株式会社 様

購買取引先から入手した決算情報でニューロウォッチャーの格付判定

お客さまの声

シンプルかつ妥当性のある格付評価と取引先から入手した決算書で格付できる機能が決め手でした
機械製造業A株式会社
事業内容
機械製造業
従業員数
1,000名
設立
50年以上

導入の背景

購買取引先の黒字倒産をきっかけに、数千社の取引先の管理を強化

購買・調達部門では、取引先数千社の管理と経営状態の審査をしています。購買取引先のほとんどは中小企業で調査会社のデータベースに決算書がない企業も多くあります。

ニューロウォッチャー導入前は購買取引先に決算書を定期的にご提出いただき、経常利益が黒字であれば取引開始または取引継続という簡単なものでした。赤字であっても、ヒアリングを行い回復の見込みがあれば取引は継続するなど厳しい審査ではありません。実際、経常利益が赤字であってもすぐに倒産する会社はほとんどないため、あまり問題視はしていませんでした。

与信管理サービスを検討するきっかけになったのは、黒字だった購買取引先の突発的な倒産です。それまで損益計算書しか見ていなかったのですが、貸借対照表の債務超過の有無を確認するなど、社内の評価基準を増やしました。しかし、数千社の管理は負担が大きく、自社で作った評価基準の妥当性を評価する手段がなかったため、管理を強化できるサービスの検討を始めました。

選定の決め手

シンプルかつ妥当性のある格付評価と自社で入手した決算書で格付できる機能が決め手

選定にあたって5,6社の候補から比較検討を行い、情報量と利用料金のバランスが当社の要望に合っていると感じられたのがニューロウォッチャーです。

ニューロウォッチャーの財務情報*1による格付評価(A1~A9)*2は、9段階の格付に加え「短期的な支払い能力十分」「借入に対し売上水準が低い」など格付判定理由が端的に説明されているので、シンプルで分かりやすいと感じました。また、企業情報*1のみの格付評価(B1~B9)でも、当社が懸念先としている企業の評価が低かったため格付の妥当性もあると思いました。

*1:企業情報・財務情報

  【企業情報】取引先企業の代表者氏名や資本金などの基本情報や、業績の概要、調査会社による評点など

  【財務情報】財務5表(損益計算書、貸借対照表、株主資本等変動計算書、キャッシュフロー計算書、財務比率)

*2:ニューロウォッチャーには2つのモデルがあり、財務情報による評価はA1~A9、企業情報による評価はB1~B9の9段階で判定される。



利用料金は、格付1件あたり1,000円とリーズナブルであること、基本料金や導入費用がなく、財務分析を始めるにあたり導入しやすいことが採用のポイントになりました。

また、元々金融機関向けの融資審査システムを一般企業向けに提供されているサービスなので、他社にはない機能がありました。取引先から入手した財務情報を入力してニューロウォッチャーの格付ができる「決算書エントリー」と、登録した決算情報からキャッシュフロー計算書が自動的に算出される機能を無料で利用できる*3ため利用することにしました。

*3 決算書エントリーとキャッシュフロー計算書の出力は無料。格付判定は1件あたり1,000円。

具体的な運用方法

導入効果

自社独自の評価に外部指標を加えて与信管理を強化

格付9段階で端的に評価ができるようになり、取引先2社を比較した時に格付の良い方を採用するなど取引先管理が強化されました。

社内では赤字でなければ大丈夫という意識が強いのですが、外部の指標が入り評価の客観性が高まったため経常利益以外の指標にも着目するようになり、与信管理意識の向上に繋がりました。

キャッシュフロー計算書も自動で算出されるため、算出された数値からキャッシュフローマトリックスを作成するなど取引先の安全性分析に活用しており、与信管理の強化に繋がりました。

「ニューロウォッチャー」の決算書エントリーとは

  1. 取引先の決算書を入手します。

  2. ニューロウォッチャーの「決算書エントリー」で財務情報を登録します。

  3. 与信管理ファイルで格付実行。格付・予測年間倒産率などの情報の他、格付に応じた与信限度額の算出ができます。

サンプル申し込み・お申し込み
サンプル申し込みはニューロウォッチャーで出力可能なPDFファイル
「総合判定表(信用格付・企業情報・財務情報)」のサンプル企業のダウンロードURLをご案内します。
また、こちらからニューロウォッチャーのご利用申し込みもできます。