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りそな決済サービス株式会社様の導入事例
パソコン操作自動化ツール「WinActor」

りそな決済サービス株式会社様
▲(左より)りそな決済サービス株式会社 石松克也取締役、システム部 新井聡グループリーダー
 AGS 株式会社 金融営業部 今田グループマネージャー

 りそな決済サービス株式会社様では、2017 年 10 月より RPA ツール「WinActor」をご利用いただいています。今回は、RPA ツール導入の経緯や検討時における選定のポイント、導入効果等について、りそな決済サービス株式会社の石松取締役と、新井グループリーダーにお話を伺いました。

業務効率化に向け、開発経験のない社員でも操作できることがポイントだった

― RPA(WinActor)の導入を検討されたのは、いつ頃、どんなきっかけからでしょうか?

 2017 年の初めにコンサルティング会社から、RPA ツール「BluePrism」の提案を受け、業務効率化に活用できると思ったのをきっかけに情報収集を開始しました。
 情報収集にあたっては、「BizRobo」など他の RPA ツールの情報だけでなく、既に RPA ツールを導入している企業へのヒアリングも行いました。
 「WinActor」については、AGS の提案で初めて知ったと思います。

―「WinActor」について、どのような第一印象を持たれましたか?

 分かりやすいというのが第一印象でした。細かいパラメータ設定が必要な他社ツールと比較し、フローチャートを組んでいくというスタイルの「WinActor」は、開発に慣れていない人でも操作することができると思いました。
 RPA ツール導入後に特定の社員だけが開発できるという状態ではなく、多くの社員が開発できるというのは、とても良いメリットだと感じました。
 また、他のRPA ツールでは画面表示が英語表記のままで、日本語対応が不十分なものが多かったのに対し、「WinActor」は完全に日本語で表示されていたため、より分かりやすい印象を受けたのだと思います。  

― サービス導入時に他社との比較は行いましたか?何社くらいと比較をしましたか?

 「BluePrism」や「BizRobo」、「Automation Anywhere」など 6 ~ 7 社の RPA ツールと比較を行いました。日本国内で販売されている RPA ツールは、ほとんど確認したと思います。  

― なぜ最終的に「WinActor」および AGS をお選びいただいたのか、理由を教えてください。

 「WinActor」を選んだ理由としては、先程お話した内容と重複しますが、開発に不慣れな人でも扱いやすいということや、日本語表示であることは大きいと思います。
 導入にあたり、現在の社内環境で動作が可能かということも大きなポイントでしたので、新たにサーバ等を用意することなく、使用できるのは良かったです。費用面でもトライアルで始めるには手ごろな価格でしたので、スモールスタートが実現できました。
 また、最初に「WinActor」の提案を受けたということもありますが、トライアルやサポートの体制が良かったため、AGS にお願いすることにしました。

「WinActor」は部品化に向いている

▲「WinActor」のシナリオは、フローを組み立てて作っていく

― 今、RPA(WinActor)をどの業務で、どう活用していますか?

 最初は、繰り返し作業や手作業で負担となっている事務作業で活用を始めました。次に、作業自体は難しくなくとも、ヒューマンリスクがある事務の品質向上と堅確化に活用しました。
 インターネットで取引先の情報を検索し、その企業が所有している資格情報をホームページで収集・確認するという作業を以前は人手で行っていましたが、現在では、情報の検索と収集の部分を「WinActor」が行い、その結果を人が確認するように変更し、業務量の削減に繋げることができています。
 「メールを送信する」「Web サイトの検索」といった他の作業でも活用できそうな機能については、部品化を進めています。フローをドラッグすれば機能をまるごと追加できるので、「WinActor」は部品化に向いていると思います。
 現在、シナリオの作成は開発経験のある人を中心に行っています。難易度が高いものだと4 ~5 日間でひとつのシナリオを作成していますが、部品化が進んでいけば、作成期間が短くなり、さらには開発経験のない人でも効率的に作成できるようになると考えています。
 「WinActor」のベースはVB スクリプトですので、独自の部品が作りやすく、再利用もしやすいですね。

― RPA(WinActor)を活用したことにより、改善・向上されたことを教えてください。

 業務量の削減に繋がり、約半年で年間500 時間分削減することができました。また、自動化することにより、メール誤送信といったリスクの削減、人手を介さないことによる事務品質の向上にも繋がっています。  

― RPA(WinActor) および AGS の支援体制について、良いところと改善して欲しいところを教えてください。

 シナリオ作成において、分からないことを相談するとサンプルを提供していただいたことで、ゼロから作るよりイメージがしやすく、理解しやすかったです。
 要望としては、「WinActor」は工夫次第で様々な業務へ活用できると思うので、こんな使い方もあるといった実績を含めた形で提案いただきたいです。イメージのない状況で導入しても、活用は進まないと思いますので、実際の動きが見えると理解が進むのではないでしょうか。自分のパソコンで受講できるレベル別のオンライン研修もあると自習できて良いと思います。
 また、導入にあたっては、セキュリティ・メンテナンス等を考えると運用ルールを作る必要があります。新しく導入する企業にとっては苦労される部分だと思うので、そういったサポート体制もあると良いですね。  

― 当社への今後の期待、要望を教えてください。

 「WinActor」も含めて、引き続き新サービスの提案をどんどんいただきたいです。実務上は紙データを扱う機会がまだ多いので、紙であっても自動化できるようなサービスをご紹介いただけると良いと思います。

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「WinActor」とは、2010 年に NTT グループの研究所で産まれた、国内シェア No.1 の純国産 RPA ソリューションです。

  ※「WinActor」 は、NTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。