社長メッセージ

株主・投資家の皆様へ

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2019年度において当社グループは、経営目標である「持続的に成長可能な経営基盤の構築」の更なる前進を図るべく、長期経営計画「Challenge2021セカンドステージ」の各種施策の実現に向けて、AGSグループの「グループシナジー効果の発揮」や中長期的な「競争力の強化」に注力し、新規事業・新規サービスの創出、既存サービスの改善及び働き方改革の推進など、事業構造の改革に取り組んでまいりました。

事業戦略面では、当社中核事業であるデータセンタービジネスの拡大に向け、今後のデータセンター需要を見据えて「さいたまⅰDC」の増床に着手したほか、お客様に安心してデータセンターをご利用頂くべく、ITサービスマネージメントシステムの国際規格「ISO/IEC20000」の最新規格の認定を取得するなど、様々な取組みを推進してまいりました。また、お客様のIT機器設置状況の安全性を確認し、課題報告や問題提起などを行うコンサルティングサービス(「IT診断簡易アセスメント」)やサーバ障害発生時にバックアップイメージから迅速にサーバ機器の復旧が可能なサービス(「イメージバックアップサービス」)の提供等のインフラサービスの強化に加え、従来のOCRでは読み取りが困難とされた手書き文字を高精度に認識可能とするAI-OCRソリューションの提供を開始するなど、SIビジネスの強化に努めてまいりました。

組織・体制面では、新たなデジタル技術の研究や活用、オープンイノベーションなどを推進する専任組織「デジタルイノベーション推進部」を2019年4月に設置し、加速するデジタルトランスフォーメーション(DX)や情報サービス産業の変革への対応を強化したほか、当社グループのIT総合力やグループシナジーを更に発揮すべく、グループ経営統括担当を新たに配置し、グループ連携を強化してまいりました。

社会貢献活動では、さいたま市の「ネットワーク型環境教育拠点@さいたま City」活動に参加し、太陽光発電や自家発電設備をはじめとした本社ビルの施設見学など、環境への関心を高める機会となる場の提供に取り組んでまいりました。IT人材の育成については、「創造力」と「論理的思考」の育成を目的として高校生向けに実施していた「プログラミングキャンプ」の対象を、若年層のITスキルが必要不可欠になるとの認識から新たに中学生にも拡大して開催しました。今後も、新型コロナウイルス感染症などの状況を踏まえつつ、環境保全活動への積極的な参加やIT教育への貢献を中心に社会貢献活動を推進してまいります。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、お客様や関係者、全従業員の健康と安全を守ることを目的に、新型コロナウイルス感染症対策本部を2020年2月に設置し、日本政府等の感染症対策の方針に沿って、フレックス勤務、オフピーク通勤、在宅勤務をはじめとするテレワークを推進し、感染予防に努めております。

業績につきましては、情報処理サービス及びシステム機器販売の増収などにより、売上高は19,942百万円(前連結会計年度比1.4%増)となりました。

利益面では、人件費などの一般管理費の増加により、営業利益は714百万円(前連結会計年度比13.1%減)、経常利益は750百万円(同13.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は475百万円(同12.6%減)となりました。

今後も、企業理念に掲げているとおり社員一人ひとりがスペシャリストとして誇りと責任を持って行動し、柔軟な発想と最先端の技術を提供することで、お客様のビジネスパートナーとなることを目指します。さらに先進的なITソリューションの提供を通じて、豊かな社会の実現に貢献していく所存であります。

皆様におかれましては、引き続き変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年6月23日