埼玉百景
▲外には鉄道モチーフの遊具があり賑わいをみせています
(写真提供:一般社団法人 埼玉県物産観光協会)
鉄道と深い関りがあるさいたま市は鉄道の街とも呼ばれています。明治時代に開業した大宮駅は、日本全国の鉄道網の重要な拠点であり、新幹線や在来線のハブとして多くの乗客が利用しています。
さいたま市にある鉄道博物館には、蒸気機関車から最新の新幹線まで、さまざまな鉄道車両が展示されています。館内では、実際の車両に触れることができ、運転シミュレーターやミニ運転列車などの体験型展示も充実しています。車両・歴史・仕事・科学・未来の5 つエリアがあり、多彩な切り口で人と鉄道の豊かな物語を展開しています。
ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム
▲2024年11月開催の様子
(©Yuzuru SUNADA)
さいたま市は鉄道の街だけではなく、自転車の街でもあります。毎年 11 月に開催される、ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムは、さいたま市が誇る一大スポーツイベントです。世界中から集まるプロの自転車選手たちが市内を時速70km を超えるスピードで駆け抜けるレースは迫力満点。レースコースはさいたま新都心を中心に設定され、市街地の風景とともに選手たちの白熱した戦いを間近で観戦できます。また、レースだけでなく、地元の特産品を楽しめるブースや家族で楽しめるアクティビティも充実しています。
岩槻人形~さいたま市岩槻が誇る伝統工芸~
▲西澤笛畝作「犬筥」
(写真提供:一般社団法人 埼玉県物産観
光協会)
さいたま市内東に位置する岩槻は、江戸時代から続く人形作りの伝統を持つ地域で、その技術は現在も受け継がれています。特に西澤笛畝氏の「犬筥(いぬばこ)」は、岩槻の伝統工芸品の一つとして知られています。「犬筥」は、犬の形をした小さな箱で、子どもの健やかな成長を願うために作られます。その可愛らしいデザインと華やかな色使いが特徴で、贈り物としても喜ばれています。西澤氏は、その緻密な技術と美しいデザインで、多くの人々に愛される作品を作り続けています。岩槻を訪れる際には、伝統工芸の美しさを堪能してみてください。