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三富今昔村
写真提供:石坂産業(株)

五感で学ぶ!サステナブルフィールド—三富今昔村

三富今昔村
▲建設産業廃棄物の98% 以上のリサイクル化率を達成している資源再生工場を見学できます。
(写真提供:石坂産業(株))
 三富今昔村は、現在の埼玉県入間郡三芳町の上富、所沢市の中富、下富を合わせた「三富」地域に位置し、豊かな自然の中で、今と昔の暮らしや環境を「観て」「触れて」「感じる」ことができる場所。その中にある「くぬぎの森環境塾」は、埼玉県で唯一「体験の機会の場」※の認定を受けた施設です。
 東京ドーム約4 個分の自然に囲まれた敷地の中では、様々な環境体験プログラムや農業体験などを行っており、年間5,000 人の子供たちを集め「生物の多様性や資源循環の仕組み」を、五感を使って楽しみながら学んでもらい、自然と共に環境に配慮する生き方を次の世代につなげていく"サステナブル(持続可能な)フィールド"となっています。

※「体験の機会の場」:環境教育等促進法に基づき、企業やNPO が提供する自然体験活動等が行える施設を、環境教育の「体験の機会の場」として都道府県知事が認定した施設です。

三富今昔村の「おいしい体験」—三富のさといもパウンドケーキ

パウンドケーキ
▲少し温めてホイップクリームと一緒にいただくと、より一層ふんわりとした触感を楽しめます。
(写真提供:石坂産業(株))
 食べることは、環境を想うこと。普段は捨ててしまう、里芋の"親芋"をペーストにして生地に練り込んだ、しっとりほのかに甘いケーキ。三富今昔村の入り口、くぬぎの森交流プラザで販売しています。
 三富地区は、高品質な里芋の産地です。里芋の親芋は、年間約1,150 トンも算出されていますが、繊維質が多く硬いため食用に適さず、ほとんどが廃棄されています。里芋は、親芋の周りに子芋がつき、そこに孫芋が連なることから、子孫繁栄の縁起物とされてきました。縁起物の親芋を捨ててしまうのはもったいない! そのような想いから作られたのが「三富のさといもパウンドケーキ」です。