AGS通信

表紙のたま百景  今号は埼玉百景をお休みして、たま百景として玉川上水をご紹介します。
 ▲江戸時代には多くの水車が設置されており、小平ふるさと村には当時の
  様子が伺える水車が展示されています。 (写真提供:小平市役所様)
      小平市
玉川上水・じょうすいこばし
      (東京都小平市)
   ■西武拝島線 東大和市駅より徒歩約20 分
   ■西武拝島線 玉川上水駅より徒歩約20 分
四季折々の自然の美しさを楽しむ
 江戸住民の飲み水を運ぶため、幕府の命により1653年、玉川兄弟によって開削された玉川上水。江戸の六上水の一つであり、その水路は、多摩川上流の羽村取水堰から9市4区を通り、新宿区の四谷大木戸までの約43kmに築かれました。現在でも上流部は、現役の導水路として活躍しています。
 上水沿いには、多くの自然が残されており、小平監視所下流にある「じょうすいこばし」は、清流を身近に眺められるよう清流復活事業により作られました。 自然岩で築かれた滝の放流口とこの橋は水辺へ降りられる唯一の場所のため、上水路の観察に最適な場所となっています。
 春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、そして冬木立と四季折々の自然の美しさを楽しみ、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
ふるさとの彩り、香り、味わいを―コダイラブランド
 小平商工会では、地域の農産物の加工品等を「Local 小平ならではのもの Original 個性的なもの、Valued 価値を生み出すもの Excellent 優れたもの」をキーワードとして、「コダイラブランド」を認定し、小平発の情報発信を行っています。特徴ある小平という地域をアピールできる商品を後押しすることで地域愛を育んでいます。現在の登録商品は、55 商品に達し、地域に愛される商品として成長しています。
 その中のひとつ、パティスリーかしの木の「小平まちめぐり」は、シェフ自ら歩いた玉川上水、野火止用水など自然あふれる小平の名所をイメージしてクッキーやフルーツなど、18 種類の焼き菓子で表現しています。お菓子には、小さな地図が付けられており、味を通して小平の名所を巡ることができます。

▲表紙の「じょうすいこばし」の名前が付いた
 お菓子もあります。