小平市様では、平成24年より「さいたまiDC」ラックハウジングサービスをご利用いただいております。今回は、導入を検討した理由や検討時における選定のポイント、サービス利用後の感想について小平市役所企画政策部情報政策課の橘田様、濱本様、益子様にお話を伺いました。
―サーバ等の管理保管場所として「データセンターの利用」を検討されたのは、いつ頃、どんなきっかけからでしょうか?
平成24年7月に、基幹システムのホストからオープン系への更改を機に、データセンター利用の検討を開始しました。前年に東日本大震災が発生していたことや、当時、庁舎内のサーバ室の安全性の確保が課題となっていました。
▲サーバ保管場所は、以前からの課題だったと語る濱本課長補佐
―AGSのデータセンター「さいたまiDC」をいつ、どこで知りましたか?
統合収納ソリューションを利用していたこともあり、以前からAGSとの接点はありましたが、提案を貰うまでデータセンター事業者であることは知りませんでした。
―どのような第一印象を持たれましたか?
提案を貰った時期が、ちょうど新センターの「さいたまiDC」が稼動を始めた頃だったので、新しい、最新の設備が整ったデータセンターという印象でした。
―提案時におけるデータセンター選定のポイントを教えてください。
まずは立地です。東日本大震災における津波の被害を目の当たりにしていたため、海沿いではなく内陸に
あり、かつ緊急時に駆けつけられる範囲の場所を希望していました。
また、災害時の対応力として、建物は耐震かつ最新のビル免震技術を導入、商用電源の供給が2系統あること、自家発電の耐久時間の長さを選定ポイントとしました。 さらに、一定の信頼性を担保するものとして、日本データセンター協会認定の評価基準でTier-4 クラスのデータセンターであることも条件としていました。
―何社くらいのデータセンターと比較をしたのでしょうか?
全体で11社に提案をいただきましたが、選考を経て、最終的には4社で比較を行いました。
―なぜ最終的にAGS のデータセンター「さいたまiDC」をお選びいただいたのか、理由を教えてください。
他社に比べて、コストパフォーマンスが抜群に良かったことです。先に挙げたデータセンター選定のポイントをすべて満たし、かつ最新の設備を安価に利用できるというのは大きなポイントでした。
また、信頼感が高かったのも理由のひとつです。元々のお付き合いというのもありますが、AGSに何かをお願いすると、その筋のスペシャリストを必ず連れてきてくれるので、とても安心できます。提案のときにも、市町村の事務に精通したスペシャリストがプレゼンを担当し、その人柄を感じることができました。
データセンターを利用するということは、単にモノを買うことではなく、人とのつながりを買うことだと思いますので、そういった信頼感は非常に大切だと思いました。
―データセンターの活用により、改善・向上されたことを教えてください。
サーバの安全性が向上し、システムの安定稼動を担保することができました。
また、24時間365日の監視サービスにより障害に気づくことができるようになりました。
東日本大震災の計画停電等によるサーバの電源管理が負担となっていましたが、データセンターを利用するようになってからは、電源や空調が総合的に管理されたため、職員の負担を軽減することができたと思います。
―AGSのデータセンター「さいたまiDC」を利用して、良かったこと、改善して欲しいことを教えてください。
良かったことは、対外的な説明責任を果たすことができることです。ビル入館からラック開錠まで、7 箇所のセキュリティゲートがあることや、24時間365日の監視サービスなど、データセンターに預けているから安心だと、
▲データセンターを利用し、職員の負担は軽減したと語る益子係長
今ではきちんと説明することができます。
また、立会い等でデータセンターに伺ったときには、いつも万全の準備で迎えてもらえるので、きちんと体制の整ったデータセンターなのだと思います。
サーバが庁内にあったときと比較すると、通信速度が少し遅くなったように感じることがありますが、ネットワークの回線業者との関係もあると思いますので、データ容量に合わせた回線を包括的に提供いただけると良いですね。
▲AGSの強みやノウハウでお客様に安心と満足をお届けします。
―今後、AGSに期待することや、要望について教えてください。
セキュリティ向上のため、印刷業務をデータセンター内で完結したいと考えています。現状では、AGSに委託をしていませんが、システム化による印刷物の改善や、見やすい文字を使用
した帳票など何か良い方法を提案いただきたいと思っています。
また、ICT-BCPの提案のように、AGSの強みやノウハウをいろいろと提案いただける機会があると良いですね。かゆいところに手が届くような、そんな提案をお待ちしております。
10年後を見据えた最先端の都市型データセンター
さいたまiDC
「さいたまiDC」は、AGSが運営する最先端の都市型データセンターです。都心から近く地震リスクの低い土地と、Tier-4 クラスのビル構造で安心と安全をお約束します。西日本(岡山)にバックアップ拠点を有し、災害時にも高い事業継続性を確保します。
さらに24時間365日の運用監視や、データ入出力などの周辺業務まで、幅広く親身にお客様へ対応いたします。
http://www.saitama-idc.jp/