蔵づくりの街並みに、鐘の音が響く小江戸
江戸時代の初期(約 400 年前)に当時の川越城主によって建設された時の鐘。火災によりたびたび焼失しており、現在の鐘楼は明治時代の川越大火の翌年に再建された4代目のものです。今でも1日に4回(午前6時・正午・午後3時・午後6時)、鐘の音を響かせ、その音は環境庁主催の「残したい"日本の音風景100 選"」にも選ばれています。また、大晦日には除夜の鐘として新年の幕開けを伝えています。
時の鐘の近くには約 400mに及ぶ蔵づくりの街並みが広がっており、これらの蔵は、川越大火で焼け残った江戸期の建築に倣い、耐火性に優れた土蔵建築を採用しています。かつては川越商人の財力を示した蔵づくりの町屋は、今では資料館やギャラリー、カフェなどに利用されています。多くの観光客が訪れる小江戸・川越の人気スポットです。