関東地方でも有数の桜の名所
桜の名所として知られる権現堂堤は、1576 年(天正 4 年)頃に築かれたといわれています。利根川の支流である中川の堤防上を約1kmにわたって約 1000 本の桜並木が続き、桜の開花と同時期には堤下に広がるアブラナも咲くため、ピンクと黄色の美しいコントラストが広がります。毎年 3 月下旬から 4 月上旬には桜まつりが開催され、夜にはライトアップされた桜を楽しむことができます。
また、桜だけでなく四季折々のお花見を楽しむことができ、 6 月上旬から 7 月中旬には 100 種約 15000 株のアジサイが、 9 月中旬~ 10 月中旬には約 100 万本の曼珠沙華が見頃を迎えます。
権現堂堤が桜のお花見スポットとして紹介され始めたのはなんと大正時代。終戦頃に燃料として伐採されてしまったこともありましたが、公共団体や地域の人々による植栽や保存活動でよみがえり、愛され続けています。今はNPOの保存会の方々によって桜並木の風景を残す活動が行われています。