AGS通信

みみより
営業パーソンのワークスタイル変革
AGSで営業向け仮想デスクトップ環境利用開始

 営業パーソンは多忙を極める。お客様からの要望に迅速に回答するため、持ち出したパソコンで社外から社内環境にアクセスするケースも少なくありません。 しかし、万が一パソコンを紛失した場合には、企業情報や個人情報が大量に漏洩する恐れがあります。お客様に迷惑をかけるだけでなく、お客様の信用を失墜させる可能性すらあります。 そうしたリスクを営業担当者に負わせることは、企業のリ
スク管理体制としても適切ではありません。
 AGSの営業担当者は、厚さ約16mmの超薄型軽量ノートパソコンから仮想デスクトップ環境にアクセスする方式を採用し、 外出先でも能率よく業務を行うことができるようになりました。この仮想デスクトップ環境にはパソコンの紛失時に情報漏洩を防ぐ、 次の2つの特徴があります。
2つの特徴
①VDI (VDI:Virtual Desktop Infrastructure 仮想デスクトップインフラ)
 複数のパソコンのデスクトップ環境を仮想化してサーバ上に集約したものです。
 パソコンの中にデータが入っている従来方式と違って、サーバでデータやプログラムを集中管理することで物理的なパソコンとデスクトップ環境を切り離します。データはサーバ側で処理されるため、VDI環境で取得したデータはパソコン側には残りません。
▲すべての処理をサーバ側で実行します。

②パソコンのROM化 (データ書き込みの防止)
 VDI環境に接続せず、ネットワークに直接アクセスして取得したデータや、USBメモリなどを介したデータは、利用者の意思でパソコンに保存できてしまいます。また、動作の関係上、自動的にデータを保存している場合もあります。そうした問題に対して、パソコンの電源が遮断されると自動的にデータを消去する仕組みを組み込んでいます。
 この2つの特徴に加え、更に万全を期すためにアクセス時の端末認証など様々なセキュリティ対策も施しております。
 AGSにはパソコンの持ち出しを制限するルールがありますが、この方式であればフリーに持ち出すことができます。営業パーソンは社内外を問わず同一のパソコンを利用して「効率的に」、「使い勝手よく」、しかも「安全に」業務を行っています。
さらに
資産管理も容易に
 物理的なパソコンにソフトウエアをインストールする場合に比べ、仮想環境は複製が容易。人員の増加に伴うパソコンの増設や故障時に入れ替えを行う手間を省力化し、パソコン管理に伴うコストを削減可能です。
営業担当者以外の場合も
 人事異動、出張先や別拠点での業務、出産や育児のための在宅勤務、社内スペースの有効活用のためのフリーアドレス制にも最適です。
 こうした自社活用例も活かし、AGSではお客様に対して仮想デスクトップ環境(DaaS:Desktop as a Serviceクラウドによるサービス提供形態の1つ)の利用や、ワークスタイルの変革に関わるご提案を進めております。
 クラウドサービスで培った仮想化技術を基に、経験豊富なSEが、以下の3種類からお客様に適した方式にてご提案いたします。詳細については、お気軽に弊社営業までお声掛けください。
◆AGSがご提案する、3種類の仮想デスクトップ環境利用方式◆
  特徴 こんなシーンにおススメ
①VDI方式
(固定)
ユーザーごとに個別の仮想マシン(VM)を提供し、個別VM上で異なるOS・アプリケーションを導入できるため、ユーザごとの利用環境が異なるお客様に適している。 開発環境やユーザごとに異なるアプリをご利用になる場合
②VDI方式
(プール)
共通化(プール)された同一のVDI環境を、複数のユーザで共同利用する方式。1人1台の環境ではなく、全社や部門でデスクトップを共有利用可能なお客様に適している。 部門ごとに異なるアプリをご利用で、デスクトップの共有利用が可能な場合
③サーバ共有
方式
全ユーザが同一OS・アプリケーションを利用する方式。ユーザごとの自由度は低いが、管理するOS・アプリが単一のためライセンス費用の圧縮や、運用コストに優れている。 Webシステムや全社共通アプリをご利用になる場合
▲①が、今回AGSが営業向けに採用した方式です。③についてもサテライト端末として活用しております。