AGS通信

たま百景今号は埼玉百景をお休みして、たま百景としてひの新選組まつりをご紹介します。
▲隊長の号令でエイ!エイ!オー!と声をあげる隊士たち
日野市・ひの新選組まつり
(東京都日野市)
 ■JR 中央線 日野駅より徒歩 15 分
 ■中央自動車道「八王子 IC」より
  国道 16 号バイパス、国道 20 号経由 10 分
  
時代を超えて、人々の想いをのせて
 「ひの新選組まつり」は、平成10年、市制35周年と土方歳三没後135 周年を記念して、日野市のまちおこしの一環として始められました。5月11日の土方歳三の命日に合わせて、毎年5月の第2土曜・日曜に行われています。
 まつり最大のイベントは、全国から集まった総勢400名が参加する「新選組隊士パレード」。当時の衣装に身を包んだ隊士たちが高幡不動尊を出発し、パフォーマンスを披露しながら市内各所を練り歩きます。近藤勇や土方歳三といった各隊を率いる隊長は、初日に行われる「隊士コンテスト」によって参加者から選出されています。また、2015年は日野宿名主の佐藤彦五郎を日野市長が演じました。
 まつりでは、この他にも新選組の剣術である天然理心流の演武や日野宿内の歴史散策ができるスタンプラリー、名物の焼きカレーパンの販売なども行われ、毎年大いに賑わっています。
多摩地域最古のビール復刻
TOYODA BEER
約130年の時を越えて復活した「TOYODA BEER」 
当時の味を想像しながら飲むのも楽しみのひとつです。
 1886年(明治19 年)に造られた多摩地域最古のビールを復刻した「TOYODA BEER」。
 製造者である山口家敷地で行われた発掘調査と蔵の調査において、煉瓦造ビール貯蔵所の跡や大量のビールラベル・コルク栓が発見されました。これをきっかけに地域の活性化、日野市の認知度向上を目的に「TOYODA BEER」復刻プロジェクトが立ち上げられました。
 当時の製造方法の記録は残っていないものの、新聞記事などを元にドイツスタイルでビールを醸造し、ラベルも当時のデザインを使用することで「歴史の再現」をしています。