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(写真提供:本庄市観光協会)

四季折々の花に癒される「マリーゴールドの丘公園」

マリーゴールドの丘公園
▲2022年11月には点灯式イベントが開催されました。
(写真提供:本庄市観光協会)
 マリーゴールドの丘公園は、本庄早稲田駅の東側に位置する公園です。日時計が設置された丘の上からは、赤城、榛名、妙義といった上毛三山を始め、男体山や浅間山など、北関東の壮大な山々を望むことができます。
 公園の名前になっている「マリーゴールド」は、秋に丘一面をオレンジ色に染め、6 月にはアジサイが、そして夏にはひまわりが咲き、四季折々の花々が訪れる人に癒しを届けています。また冬には、約 10 万個の青く瞬く光のイルミネーションが灯され、丘の下にある「希望の鐘」のライトアップも楽しめます。夜景とイルミネーションが同時に楽しめる本庄のフォトスポットです。

本庄の郷土の歴史を今に伝える料理「つみっこ」

川口市で作られた鋳物の羽釜
▲うどんよりも手早く作れることから特に忙しい時期に 重宝されました。(写真提供:本庄市観光協会)
 「つみっこ」とは、うどんよりも手早く作れることから、かつて養蚕のさかんだった頃に仕事の合間に食べられた、本庄の郷土の歴史を今に伝える料理です。いわゆる「すいとん」のことで、「つみっこ」という名称は、「つみとる」という意味の本庄地方の方言で、小麦を水で練って作った生地を「つみとる」ようにちぎって鍋に入れたことから、このように呼ばれるようになったと伝わっています。地元でとれた小麦粉と季節の野菜をたっぷりと使うため、優しく滋味深い味わいの上、栄養バランスが良く、秩父地域では、学校給食でも提供されています。
 2019 年には「つみっこ合戦ファイナル」というイベントが開催され、スタンダードなもののほか、豆乳ごま風味、ミネストローネ風などがふるまわれました。他にも、「つみっこ」の普及啓発活動を行う「武州本庄つみっこ研究会」が、各種イベントで提供しています。